
「全国小学生陸上競技フェスティバルin柏」が12月1日、柏市の柏の葉公園総合競技場で開催され、1都6県から350人が参加した。柏市出身で箱根駅伝ランナーの人気ユーチューバ―、たむじょーさんが進行や表彰式のプレゼンターとして大会を盛り上げた。
柏市の陸上クラブ「チーム柏」が主催した。代表の本郷哲也コーチは「小学生の競技会や記録会が減っている。このままでは競技人口の減少につながりかねない。参加者に広く門戸を開き、ジュニアアスリートたちが切磋琢磨する交流の場を提供したいと思った。地域のビッグイベントに育てていきたい」と話す。
実施競技はトラックのみ男女別17種目。茨城県から参加した佐藤匡悟が6年男子100㍍(12秒84)と同1000㍍(3分12秒19)の短距離・長距離両種目を制し、「グレーテスト小学生」として表彰された。
5年男子1000㍍には、9月の「関東小学生陸上クラブ交流大会」同800㍍で優勝(2分29秒14)したチーム柏の保坂統真が出場し、自己ベストを約24秒下回る3分33秒12で3位だった。2カ月前に体調を崩した影響で十分な練習ができなかったという。陸上を始めて1年足らず。期待の新星は「最後に抜かれて3位になったのが悔しい」と負けん気をのぞかせた。