小金・松戸三が初V 東葛地区中学生選抜ソフトボール大会

 第34回東葛地区中学生選抜ソフトボール大会(柏市ソフトボール協会主催)は5月5日、柏市の逆井運動場で決勝があり、小金・松戸三(松戸)がレオネッサ・カリーナSC(柏)を4―1で破った。松戸三は5年ぶり5度目の優勝となるが、合同チームでは初。16チームが2日間にわたり熱戦を繰り広げた。
 小金・松戸三は二回、玉野遥風(松戸三)、川村日向子(同)の連続ランニング本塁打などで3点を先制。右腕エースの大橋羽和(同)は持ち味の打たせて取る投球で5回1失点。投打がかみ合い、昨夏の全日本中学生女子大会で全国一に輝いたレオネッサを下した。
 先制本塁打の玉野は守りでも勝利に貢献した。一塁から捕手にポジションが変わった二回、四球で出した先頭打者の二盗を阻止。続く三回、レオネッサに1点を返され、なおも1死三塁で三塁走者をけん制でアウトにした。次の打者に二塁打を許しただけに、チームを救うプレーだった。
 松戸三は昨年、県中学校総体で優勝。関東大会で同校ソフトボール部初となる全国中学校総体の出場権を獲得し、全国大会でも1勝を挙げた。3年生が抜けて部員が6人しかいなくなった昨秋、部員7人の小金と合同チームを編成。10月の県新人戦は3位だった。
 今春、1年生が入部して両校とも単独で大会に出場できるが、あえて合同チームで総体に参加する。松戸三ソフトボール部顧問の東野沙弥先生は「合同チームという、新しい挑戦にわくわくしています」と、県総体連覇に意欲を燃やす。

タイトルとURLをコピーしました