今月の主題「鏡」
主席 一村が鏡となりし植田かな (松戸市)飯島 昭子
次席 紅梅や咲ききりてなほ鏡中 (鎌ケ谷市)佐藤 弘
三席 春光の鏡 井戸底写しおり (野田市)鈴木 弘子
選評
主席の「一村が」の句は地方では見る景色だが、「一村が」という語の斡旋が見事だ。情景がリアルに伝わってくる。次席の「紅梅や」の句は「なほ」が効いている。見事な「紅梅」の色や形の残光を感じさせる。三席の「春光」の句は「井戸底」「に」と「を」のどちらの解釈かによって意義が変わってくる。「を」と解釈し、「春光」明るさを感じさせた。「井戸底」を「自我の奥底」と二次的に解釈すれば、心の内を照らす「春光」とも読めよう。選者 研生 英午(みがき えいご)
募集
5月の主題は「山頂」「山頂より水の菩薩爆音のつぼ 研生 英午」4月27日㈪消印有効。投句はお一人、葉書で3句迄(未発表作品に限る)。〒277―0852柏市旭町1‒4‒19‒3F「れすか句会」係へ。ベスト3の作品に賞品進呈。

