めるへん文庫、応募140編 我孫子の久野晴香さん、最優秀賞「風にのって」

 我孫子市が全国の小中高生から募った童話や小説のコンクール「めるへん文庫」の第24回受賞作品が決まり、2月22日に同市アビスタホールで表彰式が行われた。今回は140編の応募があり、最優秀賞の「古登正子賞」に市内の中学2年生、久野晴香さんの「風にのって」が選ばれた。
 「風にのって」は、不思議な魅力のある絵を描く少年が、風の言葉に背中を押されながら、少しずつ前へと進んでいく物語。審査員で児童文学作家の横山悦子さんは「可視化できない風の存在に、気づかせてくれる作品」と評している。
 受賞作品はこのほかに12編。小学生の部1席は、市内の小学6年生、茅野笑彩さんの「さくらと不思議なペン」。学校の近くに開店した文房具店で買ったペンで植物を描くと、不思議なことがおきる物語。
 中学生の部1席は市内の中学3年生、山﨑奏さんの 「取り消しきっぷ 」 。夏休みの宿題を巡るおかしな出来事の中で、主人公が成長する様子が描かれている。高校生の部1席は市内の高校1年生、大槻蓮斗さんの 「小鳥の背中 」 。自分が望んだ世界を渡り歩く少年が最後に見つけたのは……。
 めるへん文庫は、我孫子で暮らしていた児童文学作家、故・古登さんの寄付をもとに、2002年から始まった。受賞作品集は、市役所などで発売中(税込み500円)。

タイトルとURLをコピーしました