東葛からパレスチナへ、市民の想い国旗の形に 駐日常駐総代表部「私たちに希望くれる」

シールで作ったパレスチナ国旗を受け取った駐日パレスチナ常駐総代表部のシアム代表(写真中央)=東京

 イスラエルの攻撃に苦しむパレスチナを支えようと活動する「パレスチナに心をよせる東葛市民の会」は、1月27日、市民に貼ってもらったシールで作ったパレスチナ国旗を、東京にある駐日パレスチナ常駐総代表部に届けた。ワリード・アリ・シアム代表は「日本の人たちが声を上げてくれることは、私たちに希望を与えてくれる」と感謝した。
 パレスチナ自治区のガザでは、2023年10月にイスラエル軍による侵攻が始まり、昨年10月の停戦後も攻撃は完全に止まず、これまでに死者は7万人を超えたといわれる。同会は柏駅前で毎週金曜日、ガザへの侵攻に抗議するプラカードや横断幕を持ち、声を上げてきた。ガザ侵攻直後の2023年11月に一人で始まった抗議活動は、今ではメンバーが17人になった。
 ガザ問題に関心のある通行人の想いを形にしようと、パレスチナ国旗を赤、黒、白、緑の丸いシールで作る「シールアクション」も、昨年7月から始めた。横70㌢、縦35㌢の紙に、約半年で679枚のシールが貼られ、国旗はできあがった。そこで27日にメンバー8人が総代表部を訪れ、シアム代表に手渡した。
 シアム代表は「ガザで起きているジェノサイド(大量虐殺)に日本の人たちが声を上げてくれることは、私たちに希望を与えてくれる」と話し、「このような活動を続け、パレスチナを支援して欲しい」と呼びかけた。
 ガザの現状について、停戦後も食べ物や医薬品が不足し、イスラエル軍の攻撃で犠牲者が増え続けていると、厳しい表情をみせた。そして日本の人々に対し「日本政府がイスラエルをサポートせず、国際法を守るよう働きかけるように、声を上げて欲しい。国会議員にその声を届けて欲しい」と訴えた。
 シールアクションを提案した柏市の若井正幸さん(69)は「ガザを支援したいとシールを貼ってくれた人たちの想いを、パレスチナに届けることができた。総代表部とつながりができたので、ガザの現状について知ってもらう取り組みをさらに考えていきたい」と話す。金曜日の街頭での活動は当面、続ける予定という。

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