UR賃貸住宅、BASEで収穫祭 千葉ニュータウン高花

[プロモーション]

収穫祭を祝い乾杯をする参加者

食循環 人と食の「輪」が広がる 育てた野菜に笑顔あふれ

 人々が集い、暮らす団地。そこに出会いがあり、つながりが生まれ、人の輪が広がっていく。そんな団地で、「食の輪」も紡がれようとしている。美味しく食べ、余った素材を肥料にし、また畑で野菜を作る。人の輪と食の輪が重なり、団地に笑顔があふれる。そんな素敵な舞台が、印西市の高花団地にある「TAKABANA BASE(BASE)」だ。どんな取り組みなのだろうか。さあ、出かけてみよう。

印西・高花団地で「乾杯」 食の循環で暮らし豊かに

 「かんぱ~い」。昨年12月13日、青空の下、約100人の市民が特製クラフトビールやジュースで乾杯していた。会場のBASEは、UR都市機構(UR)の千葉ニュータウン高花団地の住居棟に隣接する、小さな広場。この日はBASEの収穫祭「食循環TAKABANAフェスティバル」が開かれていた。
 ビールを口にした高橋晃さん(48)は「トマト、ローズマリーなど、入っている素材の香りがして、おいしい。バランスが取れている」と味を楽しむ。ビールに使われたトマトやハーブは、BASEの畑で作られたものだ。その畑の堆肥は、団地や近隣の住民が自宅のコンポストで、生ごみを使って作ってきた。高橋さんも堆肥づくりに貢献した一人だ。2人の子どもを育てる高橋さんは「いつ何が起こるか分からない時代。近隣の方の顔が見えるイベントは大事ですね」。地域とつながりができることも、ありがたく感じる。
 BASE産大根のテールスープも無料でふるまわれた。昨春、印西市に引っ越してきた家族は、大根の種まきにも参加した。「牛肉のだしがスープに出ていておいしい」「子どもが人参をおいしく食べている」と満足そうだ。スープを作ったのは、八千代市の人気フレンチレストラン「貝殻亭」さん。人と食の輪が、さらに地域を超えていく。

自家製堆肥で野菜づくり 食循環の楽しさを指南
コンポストの講習を受ける参加者

 会場の一角で、コンポストを使った堆肥づくりについて説明していたのは、ローカルフードサイクリング株式会社の中牟田リラさんだ。バック型のコンポストを数量限定ながら参加者に無料配布し、食循環の取り組みを伝える。
 BASEのイベントに初めて参加したという五十嵐淳司さん(67)、紀子さん(57)の夫婦は「もともと興味があったので、勉強になった。この広場でこんな取り組みがされているとは知らなかった」と話し、「早速、堆肥を作ってみます」とコンポストを片手に食循環フェスを楽しんでいた。
 ガーデンづくりを監修してきた株式会社みなもの須賀美也子さんは「地域の方と一緒に手作りのガーデンができ、参加した方が友だちや家族を呼んでリピーターの方も増えてきた」と手応えを感じている。「参加者同士も仲良くなり、3世代が集まるガーデンになっていけばうれしい」

地球温暖化対策に一役 世代超えた交流で前へ

 TAKABANA BASEを運営し、イベントを開催しているのはURだ。URは地球温暖化対策実行計画である「UR―eco Plan」を策定。暮らしの中での資源循環や温室効果ガス排出削減などを進めており、BASEでの取り組みはその一環だ。
 BASEがスタートしたのは昨年。夏ごろまでは、主にURとみなものスタッフがガーデンを作り、参加者は一部の作業を手伝うくらいだった。しかし、イベントの回数を重ねていくうちに、植え方を指導したり、育てる野菜について提案したりする人たちが増えてきた。
 取り組みの中で力を入れてきたテーマの一つは、子どもたちの参加だ。土や植物に触れる機会や世代を超えた交流に触れることの少ない子どもたちに、「手触りのある暮らし」を体験してもらおうという狙いがあった。
 食循環フェスには、子どもも多く参加。採れたての赤かぶをほおばった小学3年の福岡蓮之亮さんは「おいしい」「家でも赤かぶを育てたことがあるので、2回目の収穫だった」と話す。小学6年の堀川裕太さんは、普段から家でも家庭菜園を手伝っている。「大根の収穫は初めてだけど、畑での作業は楽しい」と笑顔をみせた。
 世代を超えた交流を求めるのは大人も同じ。URの赤木呉羽さんは「参加者同士が、循環や農業、コンポスト、趣味、生活などについて、楽しそうに話す姿を見て、みなさんが何かしらの交流を求めていることが分かった」という。BASEは、団地周辺の市民の利用も大歓迎。「ガーデンづくりだけでなく、お子様のちょっとした遊び場としても利用できるので、多くの方の交流の場になってほしい」と期待する。

 TAKABANA BASEでの今後のイベント日程は別表の通り。詳細は、UR都市機構千葉エリア経営部(☎043・296・7298)まで。

千葉ニュータウン高花 所在地 印西市高花1-6

タイトルとURLをコピーしました