(れすか句会)1月号掲載の俳句から

主題「軍靴」

主席 ぼろ市に軍靴の並ぶ日暮かな (松戸市)夢野うらら

次席 軍靴の音幻に黍嵐 (柏市)逸見 真三

三席 取り消せぬ言の葉有事帰り花 (流山市)斉藤 正典

選評
 主席の「ぼろ市に」の句は年末の「ぼろ市に」突然と「軍靴の並ぶ」リアリティーがいい。日本の「日暮」にならないことを祈ろう。次席の「軍靴の」句は沖縄の「黍嵐」に潜む戦争の現実が「幻」であって欲しい。三席の「取り消せぬ」の句は「帰り花」のように忘れた頃に咲く「言の葉」が兆しのような現実「有事」を呼び込まないようにしたい。

募集
 1月の主題は「米」「一人分の米白々と洗ひあげたる 尾崎放哉」12月25日㈭消印有効。葉書で「れすか句会」係へ。〒277-0852 柏市旭町1‒4‒19‒3F「れすか句会」係へ。ベスト3の作品に賞品進呈。

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