海洋プラスチックでアクセサリー 松戸の親子がアップサイクル

筒井ともこさん(右)と志歩さん

 爽やかなブルーや心落ち着くグリーンが散りばめられたイヤリング。実は、海洋プラスチックごみが原料だ。作っているのは、松戸市の親子、筒井ともこさん(46)と高校1年の志歩さん(16)。
 小5の授業で、海洋プラごみ問題を調べた志歩さん。捨てられるものに新たな価値を加える「アップサイクル」に興味のあったともこさん。2人で昨春、自分たちのブランド「enne.」(えん)を立ち上げた。原料は、主に海岸で拾うが、街中でのごみ拾いに参加し、集めたプラスチックも使う。陸で捨てられたごみが海に流れつくケースも多いからだ。
 「ごみだったものが、かわいいものに生まれ変わる」というギャップが面白い。「海洋プラごみは大きな問題だが、まず自分たちができることから楽しく取り組み、この問題を伝えていきたい」。イベントへの出店のほか、インスタグラム(enne.upcycle)を通しての販売も。

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