
柏市長選の11月2日の告示日が迫るなか、立候補を表明しているのは現職の太田和美氏(46)=1期目=だけで、他に表立った動きはなく、無投票になる可能性も出てきた。市長選が無投票になれば1954年、1982年に続き3回目となる。
柏市長選を巡っては、太田氏が9月2日の定例記者会見の席で、再選を目指して立候補することを表明している。8月28日の立候補予定者説明会には、太田陣営以外の2陣営が出席したが、このうち1陣営は「立候補を辞退する」と取材に回答。もう1陣営は共産党系で、同党東葛地区委員会は「候補擁立を含め、ギリギリまで対応を検討する」としている。
市選挙管理委員会によると、10月22日午後5時現在、事前審査をしているのは太田陣営だけという。
これまでの市長選で無投票となったのは、1954(昭和29)年に合併で東葛市(同年中に柏市に改称)が誕生した時に鈴木悦三氏が当選した第1回目と、1982(昭和57)年に鈴木眞氏が2選した時の2回だけ。
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