水曜どうでしょうキャラバン 語って、歌って、踊って、「柏、ありがとう~!」

 北海道発の伝説的バラエティー番組「水曜どうでしょう」のディレクター陣が全国を巡る、「水曜どうでしょうキャラバン」が9月28日、柏市の柏ふるさと公園で開催された。会場には県内外から「藩士」と呼ばれる数千人ものファンが駆け付け、一日中、盛り上がっていた。
 「水曜どうでしょう」は、北海道テレビ(HTB)で1996年から2002年まで、深夜に放送されたバラエティー番組。俳優・大泉洋は、この番組がきっかけとなって世に出た。今も人気が高く、全国のローカル局で再放送が続いている。
 柏ふるさと公園の芝生広場に設けられた会場では、午前10時になると藤村忠寿、嬉野雅道の両「どうでしょう」ディレクターがステージに登場。藤村ディレクターが「プレーボール」と開会を宣言。太田和美・柏市長もステージに立ち、柏で作られたキャラバン用特製エールで、会場のファンと一緒に乾杯した。
 静岡市から来た会社員男性(54)は20年以上のどうでしょうファン。妻ともファンイベントで知り合って結婚したといい、この日も柏まで駆け付けた。「初めて話すファン同士でも、共通のエピソードを知っているので、話が通じやすくて楽しい」。松戸市の会社員女性(35)は、「柏にキャラバンが来ると聞いて、すぐにこの日のスケジュールを押さえた。藤やんやうれしーに会えるのが楽しみ」と笑顔をみせた。
 ステージでは両ディレクターのトークのほか、アーティストが次々登場し、会場を盛り上げた。最後はキャラバン音頭をみんなで踊り、藤村ディレクターが「千葉、ありがとう! 柏、ありがとう~!」と感謝の叫びをあげ、イベントを締めくくった。

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