我孫子市水道料金、来春値上げの方針 平均31.8%、一般家庭で月517~1683円

 我孫子市は、水道料金を来春から平均31.8%値上げする方針を決め、9月1日開会の9月市議会に条例改正案を提出する。一般的な家庭で、1カ月あたり517~1683円の値上げになる。
 8月26日にあった定例記者会見で発表した。市によると、老朽化した施設の更新や耐震化を進めるにあたり、人件費や資材費の高騰もあり、現在の料金のままだと、2026~28年度の3年間で18.7億円の収入不足が発生する。そのため、値上げを避けることができないという。料金の上げ幅は、メーターの口径や使用水量によって異なるが、一般的な単身世帯で月517円増、複数家族の世帯で572~1683円増が見込まれる。
 値上げにあわせ、料金徴収を2カ月に一度に変更する。検針を従来の毎月から隔月に変更するためで、検針のための人件費を削減するためと説明している。
 9月市議会で条例改正案が可決されれば、来年4月1日から値上げする。
 星野順一郎市長は会見でさらに「下水道管の老朽化も進んでおり、下水道料金の値上げも検討せざるをえない状況だ。公共下水道事業審議会の答申を待っている段階だが、来年度には値上げせざるをえないのではないか」と述べた。

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