流山から能登の復興にひと役 福祉作業所「南天の木」奮闘中

ボルトセットに取り組む南天の木メンバー

 流山市江戸川台商店街の中ほどにある心身障がい者指定就労継続支援B型事業所のNPO法人「南天の木」(山本きみよ代表)は、メンバー18人が平日9時から15時30分まで出勤、チラシ折り込み作業や、割りばしの袋詰めなどに励んでいる。
 そんな中、正月明け早々、緊急にボルトセットの依頼が飛び込んできた。能登半島地震の発生で、熊本で使用した仮設住宅を能登へ送るため、ボルトを新調する必要があるという。これまで1週間で約1200個を受注してきたメンバーに、1日2000個の注文だ。メンバーはスタッフと一緒に能登地震のニュースを見て、「これは大変」と奮起。ボルトにナットとワッシャーをセットしていく手が速くなり、今まで無関心だったメンバーも積極的に取り組んで2000個を箱詰めしていく。副代表の宮﨑直子さんは「被災地のみなさんのお役に立っているという気持ちがやる気につながっています」と話す。まだまだ注文は続き、メンバーもパワーアップし、丁寧な作業で応えている。  

タイトルとURLをコピーしました