めるへん文庫最優秀賞、石井ひかりさんの作品

 我孫子市出身で児童文学作家の故・古登正子さんが「子どもたちの文学創作に役立ててほしい」との願いをこめた寄付金をもとに発足した我孫子市めるへん文庫の第22回表彰式が2月25日、同市アビスタホールで行われた。
 今回は県内外の小・中・高生から99編の応募があり、最優秀賞の『古登正子賞』に石井ひかりさん(我孫子市・当時小5)の『わたしたちのいえ』が選ばれた(=写真)。このほか18編の受賞作品が決定した。
 石井さんの作品は引っ越した新しい家での物語。登場人物の心の動きや街を流れる潮風の匂い、木の匂いなど細やかな表現に高い評価が集まった。
 また、今回の賞状は市内の杉村楚人冠記念館に保存されていた刻印機を使った特別仕様になっている。楚人冠が友人などに送る手紙に使用していたものだ。作品集は1冊500円で販売。

 お問い合わせ 同市教育委員会文化課 TEL04(7185)1601  

タイトルとURLをコピーしました