旧そごう柏店を見送る 解体前に一般公開

 地上14階の回転レストランが柏駅東口のシンボルとして親しまれてきたデパート、旧そごう柏店の解体工事が6月1日から始まった。1973年に開店し2016年に閉店。その後、長くそのままの状態が続いていたが、柏市が跡地を購入し周辺の再編に着手した。
 解体を前に、市制施行70周年イベント『プレイバック柏そして、新しい物語へ…』が5月18日から3日間、本館を一般公開して行われた。館内では柏駅の今昔の写真展や駄菓子屋が登場。事前予約で当選した参加者で終日おおにぎわい。中でも14階の回転レストランからの眺めには誰もが感慨ひとしおの様子だった。
 柏市在住の天野登紀子さん(70)は「以前、ここは高級店だったので記念日に来るくらいだった。解体は寂しいが再開発に期待している」と話した。

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