2019年4月の話題

過去の話題一覧

東葛どう守る 子どもの人権
東葛6市市長が意見交換

東葛6市の市長が集い、子どもの人権をテーマに議論した

   6回目の「千葉県東葛地区人権サミット」が、我孫子市の県福祉ふれあいプラザで開かれた。今年のテーマは「子どもの人権」。子どもたちのSOSを歌や動画を通して代弁し、中高生を中心に支持されている我孫子市出身のシンガー・ソングライター、悠々ホルンさん(32)の講演と、東葛6市の市長による意見交換会があった。
 NPO法人「人権ネットワークPEaCE21」(木村仁理事長)が主催し、2月13日に開催された。松戸、柏、流山、野田、我孫子の各市長に加え、鎌ケ谷市長が初めて参加した。
 野田市の小学4年、栗原心愛さん(10)が死亡し、両親が逮捕された事件を受け、悲劇を繰り返さないために何をすべきかを問うイベントとなった。開会式の冒頭、心愛さんの冥福を祈り、約450人の参加者が1分間の黙とう。同市の鈴木有市長は「幼い命を救うことができなかった責任の重大さを痛感している。心愛さん、大変申し訳ありませんでした」と謝罪した。
 痛ましいのは、心愛さんが小学校のアンケートに「お父さんにぼう力を受けています。先生、どうにかできませんか」と書いていたことだ。ホルンさんは「子どもの思いを受け止めて~子どもの悩みへの対処方法」と題した講演の中で「心愛さんが書いたアンケートは最後のSOSだったかもしれない。子どもの気持ちを大人がしっかり受け止めることが大事」と訴えた。
 「限界まで追い詰められた子であっても、周囲に悩みを打ち明けることは容易ではない。勇気を振りしぼってやっと言えた悩み、苦しみを軽視しないよう注意しなければならない」
 自らを「子どものSOSソングライター」と呼ぶホルンさん。複雑な家庭環境を背景に、10代のときに不登校や自殺未遂を経験した。そんな実体験をもとにつくった歌をネット上に公開したことがきっかけで、心に傷を負った10代の少女を中心に共感の輪が広がり、これまでに6000通を超える応援や相談のメッセージが届いているという。
 第2部のパネルディスカッションでは、6市市長が今後の対応などについて議論した。鈴木市長は「事件の検証と再発防止策を検討する委員会を立ち上げる」と説明。鎌ケ谷市の清水聖士市長は、逮捕された父親が児童相談所や教育委員会に対し威圧的だったとされることを重く見て、「法制度に改善の余地があると思っている。警察の関与拡大なども考えていいのではないか」 と話した。

松戸市優秀作品決定! 馬橋小6年が特別賞.松戸の「もったいない標語」

優秀賞の佐藤大介さん

 いただきます 育った命に 感謝して
 松戸市が募集した「食」についての「もったいない標語」で、京葉ガスお客さまサービス部勤務、石塚浩子さんの作品が最優秀賞になった。6学年全3クラスが応募した同市立馬橋小学校各クラスに特別賞が贈られた。
 優秀賞は同小6年佐藤大介さんの「食べ物は 地球の恵 大事にね」▽東平慎二さんの「考えよう もったいないは 誰の為」▽楠井和男さんの「育てよう 食べもの 暮らしの ムダ使い」がそれぞれ選ばれた。
 2月25日、同市役所であった表彰式で、石塚さんは「初めてなので2、3日いろいろ考えました。食べ物を残すことは命を粗末にすること、と心の中に浮かびました」という。
 佐藤さんは「頭に浮かんだものが入賞して驚いた。食べ物に感謝して、苦手なものも頑張って食べてみようと思った」と話した。
 松戸市は人、物、自然を大切にし、感謝、謙虚、優しい心を基本に「もったいない運動」を進めている。今回は「食」に関した標語を市内在住、在勤者を対象に募集し、118人から170点の応募があった。

我孫子市ふるさとづくり団体表彰
昆虫調査を評価
中央学院高・生物部

中央学院高校の生物部昆虫班

我孫子市民や同市が協働し、環境保全を続けている谷津で、近くの中央学院高校生物部員が昆虫類の調査を続けている。16年に及ぶ調査活動が評価され、総務省の「ふるさとづくり大賞」団体表彰を受けた。市内で同賞の受賞は初めてとなる。
 同市岡発戸・都部にある谷津の保全は「谷津ミュージアム」事業として2002年から始まった。同校生物部昆虫班の調査も同時期にスタート。毎年5月から10月、放課後や土曜日の午後に採集をして学校に戻り、標本作りをしている。チョウやトンボ、土中の虫などこれまで1千種を超える。
 これまでの調査、研究でゲンゴロウの仲間など何種類かの水生昆虫がいなくなったり、減ったりしているのがわかった、という。毎年市民を招いて開く自然観察会や勉強会に加え、各種研究発表会に参加して谷津の素晴らしさを広めている。
 2月22日に我孫子市役所を訪れ、星野順一郎市長に受賞報告をした昆虫班リーダーの北川翔兵さん(2年)は「部活動の結果が賞につながってうれしい。これからも調査を続け、後輩に引き継いでいきたい」と語った。
 星野市長は「いろんな可能性がある活動。君たちがどんな分野に進むのか楽しみにしている」と述べた。
 ふるさとづくり大賞は、全国各地でふるさとをより良くしようと頑張る団体・個人を表彰する制度。2018年度で36回目となり、これまで全国の1065団体・個人が受賞している。

 

我孫子市高校2年生が選挙体験

模擬選挙で投票する生徒

我孫子高で選挙・税金の出前授業

 我孫子市にある県立我孫子高校2年生が1月30日、選挙の仕組みや税金を学んだ。2年生は新年度に18歳となり、選挙権を得るため、同市選挙管理委員会、柏税務署が選挙と税金の出前授業を企画した。税金の使い道をテーマにした模擬選挙で投票、開票を体験した。
 午後の6、7時間目を利用し、体育館に全8クラスの約300人が集まった。インフルエンザ予防のためか、ほとんどがマスク姿だった。
 柏税務署員から直接税の所得税、間接税の消費税といった税金の種類や使い道などを聞いた上で、税金に関する模擬選挙を実施。立候補者に扮した3人の先生が壇上で「保育施設のため間接税を増税」「教育費無料化に直接税を増やす」「減税して景気回復を優先」の三つの政策を訴えた。 館内2か所に実際に使われている記載台、投票箱などを配した投票所を設置。同選管職員の指導で投票事務職員となった生徒から一人ずつ投票用紙を受け取り、記載して投票箱に入れた。
 生徒による開票コーナーも設けられ、開票作業中に同選管職員が選挙期間中の投票依頼や電子メールなどの禁止、制限事項を説明。「投票は、自分の意志で決めた候補1人を書くことに意義があり、社会参加の意味でも投票に行こう」と呼びかけた。
 男子生徒の一人は「それぞれの主張があっていいところもわかった。今年の投票? んー受験勉強があるから……」と話していた。
 開票結果は有権者297人で投票率は100%。「直接税増税」180票、「間接税増税」84票。「減税」27票、無効6票だった。

我孫子市現代表記で復刊
杉村楚人冠の「湖畔吟」

1冊600円

 大正13年に我孫子へ移住したことを機に書き始められた杉村楚人冠の随筆集『湖畔吟』が、現代表記で読みやすくなってお目見え。
 『湖畔吟』は戦前の日本を代表する新聞記者、杉村楚人冠が『アサヒグラフ』に連載していた随筆をベースに、『文芸春秋』など他の媒体に執筆したものも集成された随筆集。我孫子での暮らしぶりや手賀沼の描写、東京への通勤生活に関わる内容が多く、我孫子市にとって記念碑的な作品だ。
 我孫子市の「杉村楚人冠記念館」では、このほど仮名、漢字表記を現代のものに改めて読みやすくしたうえ、内容の理解を助ける注解をつけて、『湖畔吟 現代表記版 注解付』として復刊した。我孫子の昔の様子を知るには絶好の一冊。復刊『湖畔吟』は、1冊600円。販売は同記念館や、白樺文学館、同市教育委員会文化・スポーツ課などで取り扱っている。
 問い合わせは、TEL 04(7187)1131 同記念館の高木さんまで。

習志野市伝統の御歩射を体験
習志野市の根神社

御歩射を体験する参加者

習志野市鷺沼にある根神社で2月20日、伝統の「御歩射(おびしゃ)祭り」があった。氏子らとともに見学の市民も参加し、恐る恐る矢を放った。
 同神社は一説には平安中期創建とされる。御歩射は数メートル離れた的に弓で矢を放ち、今年の吉凶を占う伝統行事。神社に残る資料から300年以上前の江戸時代から続いている、とされている。
 弓矢は氏子総代らが手作りで用意。五穀豊穣、家内安全を祈る神事に続き、境内に用意された場所で始まった。宮司、氏子らに続き、伝統行事を見ようと集まった「ならしのまち歩きコンシェルジュ」のメンバーも参加。弓を引く途中で矢が外れたり、落ちたり。「バシッ」と的に当たると、見物人らから拍手が送られた。
 体験した習志野市内の60代女性は「もちろん弓は初めてだけど、当たりましたよ。幸運にも当たるかしら」と笑顔を見せた。
 的への当たり具合を見た氏子総代の一人は「まずまずで、今年はよい年になるのでは」と話していた。

柏市ママはサッカーに夢中!
FC CIEL連覇達成
柏市オーバー30フットサル大会

優勝したFC CIELのメンバー

朝日スポーツキッズ杯第4回柏市オープンレディース(オーバー30)フットサル大会が2月24日、柏市沼南体育館で行われ、FC CIELがAZU選抜を2―0で下し連覇した。
 大会は30歳以上の5人制、12チームが3組に分かれてリーグ戦を行ない、各組の1位とワイルドカード1組が決勝トーナメントに進出、女王の座を争った。
 CIELは予選リーグ含め5試合を14得点無失点という堅守速攻の素晴らしい戦いで圧勝。特に準決勝では0―0の末PK戦で守護神GK池田明日美さんが1点もゴールを許さず大活躍。大会MVPにも輝いた。「今日は私のためにみんなが守ってくれた。いいところ取りしてごめんなさい」とうれしそうに話した。チームを牽引する最年長で代表兼主将の石塚純子さんは子供が小学生の時にサッカーを始めたのがきっかけで、フットサル歴10年。サッカーに夢中だ。「今回は相手に裏を取られない守備がうまくいった。連覇はうれしい、こうなったら来年も優勝しかないですね」 と笑顔で試合を振りかえった。チーム名のCIELとはフランス語で空という意味。チーム全員が青空のようにさわやかに練習の成果を発揮した。

音訳ボランティアあなたの声を募集中

 視覚障がいの方々に向けたボランティア活動を行っている松戸朗読奉仕会は、音訳ボランティアのための養成講座受講者を募集中だ。会員は現在75人、五香にある障害者福祉センター(ふれあい22)を拠点に活動している。
 「広報まつど」をはじめ、依頼された図書などを録音し、CDでのお届けや、希望に応じて対面朗読も行っている。
 養成講座は5月から全16回。聞き易く分かりやすい録音のための方法などを学ぶ。受講料は、1000円(教材費など)。「広報まつど」でも紹介。3月25日締め切り。問い合わせは、TEL 047(383)7111 同センター内 朗読奉仕会の小野さんへ。

エンタメ招待席大相撲が柏にやって来る
れすか読者3組6名様ご招待

チケット好評発売中!

 2017年から3年連続開催の大相撲地方巡業「柏場所」 が、4月20日に柏市中央体育館で行われる。
 柏・西原小・中学校出身の隆の勝関(千賀ノ浦部屋)や、松葉中出身の琴手計関(佐渡ヶ嶽部屋)ら地元出身力士の活躍に期待が高まる。
 午前8時開場で公開稽古と握手会の後、11時30分から幕下力士の取組がある。午後1時30分から幕内力士の土俵入りと取組が行われ、15時終了予定。料金は7000円~1万4000円。良い席は、お早めに。申し込みは、TEL 04(7146)1113 大相撲柏場所チケットセンターへ。
 そのほかの問い合わせは、TEL 04(7142)8050実行委員事務局へ。
★大相撲柏場所2階席に読者3組6名様ご招待

 ご希望の方は、ハガキに「柏場所」希望と書き、左面の読者プレゼント同様に。好きな力士名、または思い出の一番も書いてネ。

エンタメ招待席夜桜ナイトZOO開催
3/30・31、4/6・7 東武動物公園で

 埼玉県宮代町の東武動物公園は、4日間限定で幻想的な夜のお花見と動物園・遊園地が楽しめる夜桜ZOOを開催。
 ソメイヨシノを中心に約3000本の桜が点在する園内の桜スポットをライトアップ。植物エリアでは、桜をイメージしたピンクのイルミネーションを点灯。動物園では、ディナータイムのエサやり体験、アルパカやヤギと夜桜スポットをお散歩するなど、特別イベントが盛りだくさん。遊園地も楽しめます。

時間/17時~20時(ライトアップは18時から)
夜桜入園料/大人1,000円(中学生以上)、小人500円(3歳~小学生)
夜桜パス/大人3,000円、小人2,000円(入園料+のりもの乗り放題)

★夜桜ナイトZOOに読者5組10名様ご招待
 ご希望の方は、ハガキに「夜桜ナイト」希望と書き、左面読者プレゼント同様に。ご応募多数の場合、抽選の上、当選者へ発送。

美味多彩近郊お花見情報

運河いい桜まつりの様子

流山・利根運河いい桜まつり


  4月6日(土)、7日(日)、流山市民らによる実行委員会が流山、野田、柏市をまたがる利根運河を貴重な資源として、ソメイヨシノなど約170本ある桜の季節に「運河いい! 桜まつり」を開催。地場野菜、総菜、手工芸品など約40店が出店し、野外ライブやカヌー体験などもある。会場は、東武野田線運河駅近くの利根運河水辺公園。
 詳細は、TEL 04(7153)8555 利根運河交流館。

野田・清水公園


 3月16日(土)~4月7日(日)、「さくらまつり」を開催。日本さくら名所100選に認定。ぼんぼり点灯やライトアップは22時まで。出店も並びます。
 詳細は、TEL 04(7125)3030 清水公園へ。

野田・関宿城さくらまつり


 4月7日(日)9時30分~15時30分、県立関宿城博物館周辺・関宿にこにこ水辺広場で開催。武者・稚児行列や特産品の販売、模擬店も。
 詳細は、TEL 04(7198)0161 同実行委員会へ。

柏・あけぼの山公園桜まつり


 4月6日(土)・7日(日)開催。ソメイヨシノが約500本。RENA・市立柏校吹奏楽部のステージイベントほか。
 詳細は、TEL 04(7162)3315 柏市観光協会へ。

松戸・常盤平さくらまつり


 4月6日(土)11時~19時・7日(日)10時~18時、常盤平さくら通りで開催。パレードなどイベントが盛りだくさん。
 詳細は、TEL 047(366)7327 松戸市文化観光課へ。

我孫子・市民観桜会


 4月1日(月)10時~16時(入場は15時まで)雨天中止。
 我孫子ゴルフ倶楽部の一部を公開。ソメイヨシノの大樹やフェアウェー沿いの松の緑と桜のコントラストも見事。五本松公園向い側奥の特設入口から入場。運動靴・ウォーキングシューズ着用。我孫子の景観を育てる会主催。 参加費/100円 ※小学生以下無料
 詳細は、TEL 090(6034)9149 同会へ。

鎌ケ谷・市制記念公園


 3月23日(土)~4月14日(日)。 開園時間を21時まで延長。公園内には、蒸気機関車や飛行機の展示、アスレチック遊具などがあり家族で楽しめる。
 詳細は、TEL 047(445)1141 同市公園緑地課へ。

美味多彩潮干狩りシーズン
来月から船橋・三番瀬

まもなく潮干狩りシーズン

 船橋市の「ふなばし三番瀬海浜公園」で、4月18日から今季の潮干狩りがスタートする。同時に園内の一角にある環境学習館では、アサリの取り方、砂抜きなどを伝授するミニ展示「これでバッチリ!潮干狩り」も始まる。
 春はアサリが旬を迎える。大きく潮が引く日中を利用した、都心に最も近い潮干狩り場。くまでなど必要な用具の貸し出し(有料)もあり、毎年、10万人近くが訪れる。
 湾岸のマンション、工場群を遠望しながら、アサリを探す光景は春の風物詩でもある。
 入園料は中学生以上430円、子ども(4歳以上)210円。アサリ持ち帰り100㌘当たり80円。開催日などの問い合わせは同公園(047・435・0828)へ。



★三番瀬「潮干狩り」に読者5組10名様ご招待

 ご希望の方は、はがきに「潮干狩り」希望と書き、〒277―8691 柏郵便局内私書箱46号朝日れすかへ。 ※アサリの持ち帰り料金、貸くまでは自己負担。バケツ持参。

簡単!エコクッキング96
さくらのサンドイッチ

料理・写真 大瀬由生子

 桜の季節は心華やぎますね。そんな桜をかたどった、とっても簡単だけど可愛いサンドイッチをご紹介いたします。
〈材料〉
 サンドイッチ用
 薄切りパン…………6枚
 バター………………適宜
 粒マスタード………適宜
 きゅうり……………1/3本
 ロースハム…………3枚
〈作り方〉
①パンにバター、粒マスタードをぬる。
②きゅうりを薄切りにし、①にのせる。
③ロースハムを②にのせる。
④残ったパンを桜の型でバランスよく抜いたら、③の上にのせる。
★型で抜いた桜の形をしたパンはオーブントースターなどで焼いて、クルトンのようにスープの浮き身やサラダのトッピングにするとよいですよ。
 エコポイント
 身近な食材を、無理なく無駄なく使って、季節を楽しみましょう。

★著書紹介
料理研究家として現在の食生活の問題点を考え、「糀文化」の復活を提唱。発酵食品の良さを伝える活動を精力的に展開する大瀬さん著「食べることは生きること」がカナリアコミュニケーションズから出版。1400円+税。お求めはお近くの書店で。

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