9月の話題

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流山市 8月30日(土)31日(日) 醤油とみりんに地元高校生が体当たり公演
流山白みりん200周年記念

7/22(火)、流山・野田両市の高校演劇部が一堂に(=流山市提供)

 流山の白みりん、野田の醤油。日々、食卓で活躍する特産品だが、この夏は演劇作りにも深い味わいを醸している。
 今年は、流山白みりん200周年にあたり、同市では、みりん醸造200年の歴史を探る様々な記念イベントが展開中。地元高校演劇部でも醤油とみりんをテーマに体当たり公演を行う。
 県立流山おおたかの森高校による、白みりんを題材にした『白き魔術の継承者』と、県立野田中央高校による、醤油を題材にした『SHOU‐TIME(ショータイム)』の2本立てだ。脚本は流山市在住のライター青木健生さん。キッコーマン株式会社も協賛する大作となる。
 夏休みに入ったばかりの7月23日㈬、野田中央高校では、前日に届いたばかりの台本で読み合わせを開始。台本は約50分、1人2役も含めた18の配役を、17人の部員が演じる。できたての台本を握りしめ、梅雨明け直後の暑さもたじろぐ熱演を見せる部員たち。ひときわ目を引くのは主役の黒川翔(くろかわしょう)役に抜擢された2年生の演劇部部長・吉村彩さんだ(=写真左)。今回の公演のテーマが決まって吉村さんは「実は調味料で一番好きなのが醤油。それが演劇になる。好きなものだら けで、楽しそう」と意欲満々だ。
 吉村さん演じる黒川翔は、アイドルを目指していたが、病に倒れた母に代わり実家の料亭を手伝うため、芸能スクールを辞める。だが、翔は料亭を新たなステージとして、夢を諦めずに生きていく、という物語。吉村さんによると、本作の見どころは歌やダンス、そして「主人公が壁にぶつかったとき、憧れの人に説教されるシーンは、グッと来る。困難な夢に挑む人たちには、ぜひとも観てほしい」。
 指導に当たる同校演劇部顧問の石山清貴さんは、流山市生涯学習センター所長から打診され、実現へ奔走。公演では総合演出も務める。「白みりん200周年と和食ブームがきっかけの演劇。劇を楽しみ、みりんと醤油の歴史まで学べる。地元に生きる高校生が、悩みを乗りきって元気いっぱい成長する姿を見てほしい」と石山さん。
 本公演は流山と野田での2公演。8月30日㈯、流山市文化会館ホールで14時開演。31日㈰、野田市欅のホール小ホールで16時開演。入場無料で全席自由、予約不要。高校生たちの青春の結晶が、地元の味を伝えるべく、夏の終わりの舞台を彩ってくれる。

柏市柏駅頭で さよなら原発!
金曜日行動100回目に

 金曜日、週末の柏駅東口ダブルデッキを、無数の人々が通り過ぎる。そんな中、「原発反対!」とマイクの音声。デッキに散らばる50人ほどの有志が、それに唱和する。
 8月8日㈮、反原発東葛連合の金曜日行動が100回目を迎えた。一昨年の8月24日からほぼ毎週実施。全国の反原発署名への協力や、放射能の現状発信がおもな活動。4拍子の「反原発コール」で住民の関心強化をはかる。金曜日の夕方、約1時間の行動は自主参加で実施。毎回参加者は30名程度、100回目のこの日は約50名が声を合わせた。口々に漏れる言葉は「100回も続いてしまった」と悔しさをにじませる。参加者の願いは、原発完全廃炉による運動の「終わり」だ。代表の柳浦文子さんは「放射能は目に見えず、記憶が風化しやすい。ホットスポットの騒ぎも薄れた」と、住民の無関心に対し危機感を募らせる。
 人々を引き留めるため、ギターやオカリナ、ハーモニカの演奏、鳴子(なるこ)や、鍋と泡だて器を打ち鳴らした音など、趣向を凝らしてアピール。柏市の「替え歌ソングライター」武藤みつえさんは、運動のために反原発を訴える替え歌をこれまでに70曲作製。記念すべき70曲目は「柏おどり」の替え歌だった。ほかにも柏市在住の鈴木さんは、運動資金をカンパした人に手書きのメッセージカードを配布。「個人の活動では限界がある。けれど一人ひとりの才能が持ち寄られ、運動に幅が出てきた」と鈴木さん。
 せわしなく行き過ぎる人々に、短時間で主張を訴えるのは難しい。「それでも若い人が立ち止まって署名や対話をしてくれると、やりがいを感じます」と柳浦さんたちは次週も駅頭に立つ。

柏市国際色豊かに柏まつり にぎわう
浴衣姿の文化交流に大喜び
 柏市国際交流協会の60人がパレードに華添えて

 英語、中国語、韓国語、タイ語、インドネシア語、フランス語、スペイン語……ずらりと並ぶ浴衣姿からは、さまざまな言語が聞こえてくる。
 7月27日㈰、柏まつり2日目のオープニングパレードに参加したNPO法人柏市国際交流協会(略称KIRA)の年齢も国籍も違う男女60人が、浴衣姿を披露。パレードに世界の彩りを添えてくれた。
 柏市は、世界4か国の都市(トーランス、承徳、グアム、キャムデン)との姉妹・友好都市を締結。今年で設立22年目となるKIRAは、そんな柏の国際交流にとって重要な拠点だ。語学学習をはじめ、毎月の文化紹介、留学支援など多様な活動を展開。今年から外国人向け行政相談会もスタートし、周辺地域に住む外国の人々を力強く支えている。
 パレードに参加した北柏在住でインドネシア出身のイルファンさんは流ちょうな日本語で「柏は住みやすいです」と語る。「日本に来た当初は、銀行でお金を引き出すときもボタンの漢字がわからず困りました。読み書きで少しずつ学んでいます」とイルファンさん。豊四季に住むベルギー出身のカマンジさんは「着物は快適。外が暑いので涼しい」とにっこり。東京大学の夏季短期プログラムでタイから来日中のプームさんは「浴衣は初めて。軽くて快適、でも着るのは難しい」と日本文化の一端を満喫。
 KIRAには、シニア世代を中心に、多くの地元日本人も入会し、外国の言語や文化を学んでいる。パレード当日の浴衣の着付けもメンバーらが担当。笛に合わせて鳴子を振る各国の人々。言葉や文化は違っても、街に響く音色は見事、一つになっていた。

 

松戸市緑のカーテンで減CO(ゲンコツ)
園児の食育効果も上々

「かぼちゃがなってるよ」とうれしそうに報告する園児たち(平成26年7月7日撮影)

 7月7日は、「まつど減CO2」の日。昨年のこの日は、市内すべての小・中学校の児童生徒が節電など「地球にやさしい行動宣言」に参加したことで、約3643㎏もの二酸化炭素(CO2)排出量を削減。今年も市内各地の公共施設や事業所で削減対策として節電を行うライトダウンキャンペーンを実施した。
 同市中和倉にある「けやきの森保育園」では平成21年、伊藤京子園長が広報でCO2削減の取り組みを知り、緑のカーテンに挑戦。その試みが高く評価され、CO2削減キャンペーンの店舗・事業所部門で平成22年度に市長賞、23年度・24年度に省エネルギー推進賞、25年度に市長賞を受賞した。
 同園では、まず最初に西日の当たる保育室のベランダにゴーヤを植えてみたところ、冷房機の使用がぐんと減ったという。翌年から植栽の場所を増やし、様々なツル性植物を植え、暑さ対策を強化。昨年は外気温度と室内温度差が12度の日もあり、効果の大きさに園長も職員もびっくり。
 植える植物の種類も年々増え、今年はゴーヤ、スイカ、メロン、かぼちゃ、インゲン、スイートピーなど、収穫作業の楽しみも倍増。年長組が中心になって行う収穫も「自然に年少組の園児も加わるようになり、みんな一緒に収穫するのがうれしい様子です」と山吹美生主任。さらに、自分たちで収穫したものが給食に出てくると、苦手だった野菜も口にするようになり、食育の面でも思わぬ効果が。
 植え方にも工夫を凝らし、建物に斜めに這わせることで日陰の空間を確保。伊藤園長は「園児に欠かせない外遊び中にも、ちょっと日陰に入ることで涼が得られ、熱中症予防にも。子どもたちも大喜び。取り組んで良かったと思います」と緑のカーテンに大満足。もうすぐ2階建ての建物の屋上部まで伸び、炎天下でも緑陰に園児の笑顔満開だ。

松戸市民事事件で議論白熱
好評!高校生による模擬裁判

弁護士の助言を受けながら中高生たちが活発に議論する

 「借りたのか、もらったのか」。すぐ答えの出そうな問題だが、そう簡単にはいかないこともある。事実を究明すべく知恵を出し合う16人の中高生たち。
 7月23日㈬、千葉県弁護士会松戸支部主催の「第4回ジュニアロースクール(中学生・高校生向け模擬裁判)」が松戸駅前の同松戸支部会議室で行われ、インターンシップ中の県立小金高校と東葛飾高校の生徒も加わり、4つのグループ(合議体)に分かれて裁判員役を体験した。
 模擬裁判は午前と午後に行われ、その合間に各合議体で討議が行われた。事件は、婚約を解消したばかりの男女間での金銭トラブル。女性に親戚の手術費用として男性から渡されたお金が、貸されたものなのか、贈与されたものなのかが争点だ。小金高1年の女子生徒は、午前の討議を終えて「裁判である以上、双方の意見が食い違うのは当たり前ですが、証拠と照合してもまだ事実が見えてこない。複雑です」と振り返った。また、東邦大付属東邦中学2年の男子生徒は両親のすすめで参加、初めはあまり興味がなかったというが「模擬裁判を見ていて楽しかった」と満足そうだった。
 同支部では、昨年まで刑事事件を例題に模擬裁判を実施。今年初めて民事事件を例題に選んでみた。ジュニアロースクール担当で弁護士の長浜有平さんは「裁判といえば刑事事件を思い浮かべがち。普通の生活の中では民事のトラブルに巻き込まれることもあることから、今回は民事事件を題材とした」とのこと。
 高校2年の夏は、卒業後の進路も気になる時期。東葛飾高2年の女子生徒は「誕生日に友達から『模範六法』と『国 際条約集』をもらいました」と卒業後の進路に法学部を見据えている。同校2年の男子生徒も「司法試験の合格率や、その後の就職も考えて受ける大学を選んでいます。弁護士になり、その後は政界も考えています」と意欲的だ。夏休みの1日、生徒たちにとって貴重な体験となったようだ。

柏市日本初! 未来創造が続く
  柏の葉スマートシティ

7/8(火)、ゲートスクエアにオープンした三井ガーデンホテル柏の葉

 次世代型都市「柏の葉スマートシティ」は、第1ステージとして住民の健康長寿や新産業創造、環境との共生をテーマに、産官学が連携し街づくりを展開。第2ステージとして新たに、スマートシティの中心となる機能を一カ所に集約した「ゲートスクエア」の誕生に伴い、代表的施設として7月8日㈫、「三井ガーデンホテル柏の葉」を開業。
 これに先立ち「柏の葉スマートシティ」の街づくりを進める三井不動産は同7日㈪、2030年に向け、TX柏の葉キャンパス駅と国道16号の間の区画約21㌶を職・学・住・遊の機能が融合した街として重点的に開発すると発表した。今後ホテル周辺では、東京・代官山で「T―SITE」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブと三井不動産が連携し、書店、カフェ、ショップなどを集結した複合商業施設を開発するほか、製薬企業なども誘致。東大や千葉大、国立がん研究センター東病院などと産学連携で、ライフサイエンスの産業創造拠点にするという。疾病予防をテーマとした医療施設や、健康測定サービスを提供する「まちの健康研究所あ・し・た」などが開業し、住民の健康づくりも考えた街づくりを目指す。

新刊紹介10歳からのお料理教室
 キッチンには魔法がある!

 本紙のエコクッキングでおなじみの料理研究家で食育普及に取り組んでいる大瀬由生子さんが、子どもたちにつくって食べることの楽しさを知ってもらいたいと、レシピ付きの料理本を書き上げた。
 食育とは、みんなで食卓を囲んで食べたり、いっしょに料理をつくったり、とにかく食を楽しむことという思いがあふれている意欲作。作り方の手順が、カラー写真でわかりやすく、とても丁寧な編集は親子で料理を楽しむ第一歩にピッタリ。日東書院発行。1200円+税。

★読者3名様にプレゼント
 この本を3名様にプレゼント。ご希望の方は住所、氏名、年齢、職業、電話番号、食の関心ごとを書いて、〒277―8691 日本郵便柏郵便局内私書箱46号 朝日れすか「10歳からのお料理教室」係へ。8月26日(火)必着。

松戸市9月6日(土) 岩崎宏美コンサート
 れすか読者5組10名様ご招待

岩崎宏美

 9月6日(土)、松戸・森のホール21で開催の「岩崎宏美コンサート」17時開演に5組10名様ご招待。「聖母たちのララバイ」ほかのヒット曲を澄んだ歌声でお楽しみください。
 ハガキに住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記し、〒271―0073 松戸市小根本43―1―1F労音東葛センター「岩崎宏美コンサート」れすか係へ。8月26日㈫必着。当選者にチケットを発送。
お問い合わせは、☎047(365)9911 労音へ。 

柏市9月14日(日) 松尾一彦 柏に初登場!
スタジオ・ウーへ3組6名様ご招待

松尾一彦

 元オフコースの松尾一彦がオリジナルフルアルバム「忘れ得ぬ人」をひっさげて柏に登場。ボーカル、ギターなど円熟味を増した演奏を披露。キーボードは竹田元。

日時/9月14日(日) 17時開場18時開演※入場整理番号付き
場所/スタジオ・ウー
料金/前売・予約4000円
当日4500円+ドリンク代

 詳細は、 ☎04(7164)9651 同スタジオへ。

★チケットプレゼント
3組6名様ご招待
ハガキに、住所、氏名、年齢、職業、電話番号を明記し、左枠プレゼント欄宛で朝日れすか「松尾一彦」係へ。8月26日(火)必着。

わが街 トピックス!! 参加しよう! 平和を次世代へ!

 ■8月23日(土) 映像式紙芝居
      「はだしのゲン」上映会


  8月22日(金)から24日(日)まで、戦争のない世界への願いをこめて「平和のための戦争展」が柏市中央公民館で開催される。
 東京大空襲絵図の展示のほか、期間中の23日㈯、朗読付き「はだしのゲン」の紙芝居が上映される。紙芝居の映像化は珍しい試みだ。朗読での出演スタッフの一人、柏市在住の大森義昭さん(83)は「島根県で『はだしのゲン』の閲覧の問題があり、松戸と市川の図書館には紙芝居があるので映像にした。映像と声の具合を調整し、伝え方に工夫を重ねた」と初挑戦に意欲満々。同じく声の出演者の佐近美保子さん(62)、大泉絢子さん(69)、元波尊さん(89)、夏目雅至さん(68)、町田程子さん(68)らは、本番を控え熱心に練習に励んでいた(=写真上)。上映は、午後1時30分開演。入場無料。
 このほか平和コンサートなど期間中、平和のための企画が盛り沢山。2014年平和のための戦争展「とうかつ」実行委員会主催。

 問い合わせは、☎04(7145)1291 同委員会へ。


 ■8月24日(日)朗 読 劇
     「この子たちを忘れない2014」


 ヒロシマとナガサキで本当にあったこと。原爆体験者の手記を元に朗読します。柏・麦わらぼうしの会主催。

日時/8月24日(日) 14時〜
場所/我孫子・けやきプラザふれあいホール
入場料/大人1000円、小学生以上18歳未満500円、障がい者手帳をお持ちの方の介助者は無料

 申し込み・問い合わせは、☎090(9687)7376 同会事務局へ。課へ。


 ■8/8(金)・9㈯市民自治で未来を拓く 
 全国政策研究集会2014 in千葉


 市民と超党派議員が対象の勉強会。

日時/8月8日(金)=12時40分~18時30分
   9日(土)=9時30分~11時50分
場所/中央学院大学6号館
参加費/一般1000円(一日のみは500円)
  学生は無料※要予約*当日受付で支払い
昼食/9日㈯は1000円で弁当申込可能

 申し込み・問い合わせは、☎047(360)6064 千葉実行委員会の吉野さんまで。


参加者 10名募集!9月25日(木)骨盤ボディーメイキング 肩こり、産後の方10名募集

 自分でボディーメイクして健康な身体を維持する習慣を身に付けませんか。
 白井市でキッズ向けのモダンバレエ教室を主宰している山崎友紀さんによる「骨盤ボディーメイキング」は、骨盤の位置を正しくして内側の筋肉を鍛え、綺麗な身体づくりを目指します。ヒップアップ、肩こりなどにも効果的。バレエのストレッチ、ヨガ、ピラティスを組み合わせた独自の体操は、家庭でちょっとした時間を利用してできるので気軽に続けられますよ。CLE総合研究所リフォーム部主催。朝日れすか企画。参加無料。

日時/9月25日(木)14時~15時30分(体操時間約60分)
持参するもの/ヨガマットまたはバスタオル2枚。動きやすい服装でご参加ください。場所/CLE総合研究所住環境スタジオ(流山市東深井102‐1)
募集定員/電話先着10名

【お申込み方法】
電話で☎04(7155)0061 CLE総合研究所へ。
詳細は、ホームページで。 http://www.cle.co.jp/

簡単!エコクッキング(41)

夏野菜のカンタン常備菜

料理・写真 大瀬由生子

 料理研究家の大瀬由生子さんが提唱するカンタン便利なエコクッキング。今回は使いかけのちょっぴり余った夏野菜を使って、切るだけのカンタン常備菜を。

●材料
きゅうり・・・1本
ナス・・・1個
大葉・・・5枚
みょうが・・・1個
生姜・・・1/2片
オクラ・・・5本
醤油・・・大1
白いりごま・・・小1

●作り方
①オクラ以外の野菜を粗みじん切りにする。オクラは薄く輪切りにする。
②①をボウルにいれて、醤油大さじ1と白いりごま小さじ1を加えて30分おく。(冷蔵庫で2日ぐらい保存可)

●エコポイント/豆腐や素麺、白飯にのせて召し上がれ。食欲のない日も、さっぱり食べられて栄養もとれます。旬の野菜を食べることはエコにつながります。

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